次世代型保険最大手「レモネード」(LMND)

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外国株

今回紹介する企業は、次世代保険といわれている、いわゆる「クラウド保険」最大手の『レモネード』(LMND)です。

ホームページ、かなりポップな感じでいいですよね(笑)

銘柄概要

  • 銘柄名:レモネード
  • ティッカーシンボル:LMND
  • 株価:121ドル(2021/02/23現在)
  • 時価総額:77億ドル

「クラウド保険」を手掛けるレモネードは、昨年2020年7月にニューヨーク証券取引所に上場したばかりのスタートアップ企業です。

人工知能(AI)と損害保険を組み合わせ保険加入の手続きなどを簡素化したことで知られており、保険加入に90秒、保険金の請求から支払いまでは3分足らず、面倒な書類手続きは一切いらず、携帯で簡単に手続きができる、という特徴を持っています。

ソフトバンクグループも出資している他、国内保険大手『東京海上ホールディングス』もレモネードと提携をしたことがニュースとなりました。

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日経新聞より

20%以上をソフトバンクグループが所有しているので、ソフトバンクグループの投資家にとっても知っておきたい会社の一つですね。

レモネードの事業概要

『家財保険』からスタートしたレモネードですが、現在はペット保険、生命保険も手掛けています。

ホームページは非常にシンプルで、以下のように、「Homeowners(持ち家)」「Renters(賃貸)」「Pet(ペット)」「Life(命)」と、4つの保険に大分されています。

画面中央のピンクのところから、AIとのチャットでYES/NOなどのやりとりで質問に答えていくことで手続きが行われます。

  • Homeowners(持ち家)」「Renters(賃貸)」の家財保険

賃貸物件に住んでいる人の場合は月額5ドルから、持ち家に住んでいる人は月額25ドルから、レモネードの家財保険を契約することができます。

何かトラブルがあった際には、チャットボットを通じてやり取りを行います。

パソコンやスマートデバイス、テレビなどの家電や、家具、高価な宝飾品や美術品なども追加することができ、それらの家財について保険が掛けられるんですね。

  • 「Pet(ペット)」保険

レモネードのペット保険の価格はユーザーは月額12ドル(約1280円)です。

また、既存の保険契約者が新しいペット保険を住宅・賃貸人保険と一緒に契約すると10%の割引が受けられるサービスもあります。

レモネードのペット保険には、ウェルネスパッケージのオプションも付属しており、飼い主はペットを健康に保つためのヒント(毎年の健康診断、糸状虫検査、便検査、毎年の寄生虫検査、血液検査等々)が受けられます。

そしてなにより、祖業である同社の住宅・賃貸人保険を契約する顧客の約70%はペットの所有者のようです。

米国ではペット所有者の1〜2%はペット保険に加入していますから、潜在的な顧客がすでにレモネードと接点を持っていると言えます。

ペット市場が今かなりアツいという話は別記事で紹介しておりますので、気になる方はこちらからどうぞ。

  • 「Life(命)」生命保険

レモネードの生命保険は月額9ドルです。

診断不要と書いてあるので、日本の保険でいう『告知不要』のタイプの保険のようですね。

やっぱりこの会社のイラスト、いいですよね。

レモネードの強み クラウド保険はここが強い!

レモネードの強みは何といっても保険料が圧倒的に安いということです。

なんと、保険料は米保険大手4社の価格と比較して3分の1程度です。

それがなぜ可能かというと、それはそもそも既存の保険とは全く異なるビジネス構造だからです。

従来型の保険には、『加入者』『営業要員』『リスクをはかる統計学者』『管理要員』の4つの要素が必要で、加えて保険会社は営業店舗を各地に構えていました。

つまり、人件費と不動産費のコストが膨大にあったわけで、それをまかなうために高い保険料が掛かっていたのです。

しかし今、とりわけAIの発展により『営業要員』『リスクをはかる統計学者』『管理要員』、さらには『店舗』までも不要になったのです。

必要な要素はもはや『顧客』だけ。

当然従来型の保険料よりはローコストで済むのです。

このようなこれまでの保険の形とは全く異なる形の保険を『クラウド保険』といい、まさにレモネードが手掛けているのです。

コロナを追い風に若年層の保険加入者が急増

一般に、災害が起きると生命保険への需要が高まりますが、新型コロナウイルスの感染拡大により、とりわけ若者の間で生命保険に加入する動きが増えているようです。

そんな中、特にインターネットに強く、低価格なサービスを求める若年層にはレモネードのスタイルはぴったり当てはまり、同社の保険は広がったようです。

事実、レモネードの顧客は約70%が35歳以下で、約90%の顧客は新規顧客とのことです。

前述のとおり、レモネードは他社と比較し保険料が圧倒的に安いので、基本的には他へ乗り換えるインセンティブもわかなそうです。

手続きが信じられないほど簡単なことからも、強力な他社が現れない限りユーザーは離れていかなそうな気がしますね。

Giveback制度 保険料を慈善団体に寄付している!?

従来の保険は、当然保険料は全て保険会社の利益となってきましたが、なんとレモネードの保険では、未請求分の保険料は慈善団体に寄付されます。

具体的には、保険料の20%のみを徴収するだけで、それ以外の80%もの未請求分がすべて寄付されているのです。

以下が寄付の実績推移です。

2020年には112万$も寄付されたんですね、、、すごい。

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保険加入者は最初に貧困支援、女性の支援、病児支援などのテーマから1つを選択し、余った分の保険料はそのテーマに関係する団体に支払われるようになっているということです。

ユーザーは保険に加入することで、同時にチャリティで社会に貢献できるというインセンティブが働く仕組みとなっています。

同社は「世界で最も愛される保険会社」を目指しており、こういったコンセプトの企業が社会受けすることは間違いないですよね。

やがてこれがブランドとなり、レモネード最大の強みとなる気がします。

業績推移

以下決算資料より抜粋ですが、利用者数は2年で4倍近くに膨れ上がっています。

ただし、業績としてはまだまだ全然赤字です。

先行投資がかさんでいる状態であり、黒字化はまだ先になりそうですが、これは時間の問題ですね。

株価推移

上場来ずっと上昇を続けてきましたが、絶賛株価急落中です。。

特段材料がない中で急激に株価上昇を続けてきたので、いったん調整したというところですかね。

200日移動平均線を大きく下に抜けてしまっているので、目先は底が見えにくい状況ですが、将来性も申し分ない成長企業ですので、少しずつ買っていきたいところです。

まとめ

保険といっても様々な種類がありますが、現在の保険のスタイルが10年後、20年後も続いていくとは正直考えにくいです。

AIにより人員が大幅に不要になりますし、自動運転なんかが普及しだしたら自動車保険なんて今のままじゃ存続しえないですよね。(自動車事故の9割が人的ミスのようですし)

そう考えるとやはり、レモネードのような『クラウド保険』が一般化するのも時間の問題だと思います。

ちなみに、この銘柄を知ったきっかけはこの本です。

保険に限らず、金融、不動産、物流、医療、教育等々、現在の形が大幅に変わるという事がよくわかる一冊です。

外国株式のテーマ株を購入している方は一度読んで損はないと思います!

少しでも参考になればうれしいです。

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