株価急騰!!中国のclubhouse「荔枝(ライチ)」【LIZI】

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外国株

『clubhouse』皆さん使ってますか??

今更紹介するまでもないんですが、『音声アプリ』で爆発的に利用が広まっている新しいSNSアプリです。

完全招待制の全く新しいタイプの『音声のみ』のSNSで、皆さんの周囲にも使用している人は多いのではないでしょうか。(ちなみに私はいまだに使いこなせていません💦)

そして、この『clubhouse』の流行を契機に、中国版『clubhouse』の株価が急騰しているのです。

そもそも中国版なんかあったのかよ!って感じですよね(笑)

今回はその企業を紹介します。

クラブハウスのライバル? 「荔枝(ライチ)」【LIZI】とは

実は、中国では現在、数十ものチームが『Clubhouse』のコピーを作っています。

中には、一瞬で消えましたが『clubhorse』という名前まで寄せに行ったアプリも登場したほどです。(笑)

その中で、今回紹介するのは音声SNS「Tiya」(ティヤ)を手掛ける「荔枝(ライチ)」【LIZI】です。(大丈夫です、まともな企業です。)

「リージー」とも呼ぶようです。

この企業は、昨年1月に米ナスダック市場に上場したばかりスタートアップです。

newspicksより

サービス自体は2019年にひっそりとスタートしていて、東南アジアや中東、日本などで展開されていました。

その後、改善を重ねた上で、2020年10月に米国市場に進出したのです。

RobloxやAmong usなどのスマホゲームを遊ぶ際に使うという使い方が米国で広がり、一時は米App StoreのSNSアプリランキングで4位を記録しました。

米国以外でも50カ国でSNSアプリランキングの10位以内へのランクインを達成しました。

今や、「ティヤがクラブハウスのライバルになる」「中国生まれのグローバルアプリとして、第二のTikTokになるのでは」といわれている程です。

クラブハウス・ブームが同社にとって追い風となったことは間違いありません。

運営元のライチの株価は、2月1日の3.65ドルから2月19日には12ドルにまで上昇しています。

音声SNS「Tiya」(ティヤ)とクラブハウスとの違い

ティヤとクラブハウスはよく似ています。

ルームに人が集まり、複数人の発言者とそれ以外の聴衆に分かれる仕組みは一緒です。

この形式は中国では「聊天室」(トークルーム)と呼ばれるスタイルで、以前から定着し、さまざまなアプリに実装されています。

ティヤもクラブハウスも機能的には目新しいものではないのです。

クラブハウスの強みは招待制によって口コミでユーザーを集めたこと、投資家や経営者が主導して一般ユーザーと交流するカルチャーを構築してきた点にあります。

そのため、クラブハウスはどちらかというとビジネスに関心を持つエリート向けのコミュニティが中心になっています。

一方、「Tiya」(ティヤ)は、ゲームなどのエンタメ的関心でつながるコミュニティを構想している点が対照的です。

また、機能面で言っても、クラブハウスはとにかく不必要なものをそぎ落としたシンプルな作りとなっています。

「Tiya」(ティヤ)をはじめとした中国アプリのトークルームには、聴衆の文字チャットやバーチャルギフトの贈呈、新規ルーム参加者名の表示など多くの機能が付け加えられてきましたが、クラブハウスはそれらがすべて外されています。

中国の音声SNSビジネスの進展

なんだかクラブハウスの「パクリ」みたいなイメージになってしまいますが、実は中国は、クラブハウスよりももっと前から音声SNSが発達していました。

中国は音声SNSの歴史が長く、ユーザーが教育されているんです。

その為上記のように、中国版音声SNSには多数の昨日が付与されているんですね。

中国の音声ビジネスは機能的には飛躍的な進化を遂げていますし、ユーザー数も着実に増やしています。

音声配信だけで年収100万元(約1600万円)を稼ぐインフルエンサーも数百人を超えるといわれています。

アンドロイドアプリをインストールできるコネクテッドカーも増えていますし、百度(バイドゥ)、阿里巴巴(アリババ)、小米科技(シャオミ)などの大手企業が激安価格で販売しているスマートスピーカーの出荷台数も急増中で、音声ビジネスの環境は好転しています。

「荔枝(ライチ)」【LIZI】のビジネスモデル

ところで、『clubhouse』ってどうやって稼いでいるかご存じですか??

使用したことがある人ならご存じかと思いますが、現状『clubhouse』は無料でサービスを提供しています。

今後課金制度等の収益化をはかるようですが、少なくとも現時点では無料です。

では、ひるがえって同様のサービスを手掛ける「荔枝(ライチ)」はどうやって稼いでいるのでしょうか。

これを理解するために、音声ビジネスを理解する必要があります。

音声ビジネスはPGCとUGCの2パターンに分けられます。

  • PGC(Professional Generated Content、専門家が作ったコンテンツ)
  • UGC(User Generated Content、一般ユーザーの投稿)

PGCは、プロが作ったコンテンツを有料配信するスタイルです。

動画サービスで例えるなら、「Amazon Prime」や「Netflix」みたいなイメージでしょうか。

プロが作った作品を、お金を払って閲覧するというモデルです。

一方UGCは、なんてことないただの一般人が投稿するタイプのビジネスモデルです。

トークルームを含めた生配信が中心で、収益の柱はバーチャルギフトによる投げ銭です

これも動画サービスを想像すると分かりやすいです。

『17 Live』(イチナナライブ)というアプリで、地下アイドルみたいな人にユーチューバーのヒカルが死ぬほど投げ銭していた動画を見たことはありませんか??(笑)

「いくらほしい?」と配信者に聞いて答えた金額だけガチで100万円投げ銭したら感動の展開に…

そう、これが投げ銭です。

そしてUGCのビジネスモデルこそが、「荔枝(ライチ)」のビジネスモデルなんです。

なんと、「荔枝(ライチ)」の売上の98%がバーチャルギフト販売(投げ銭)によるものです。

およそ10億元(約160億円)超の売上が全部投げ銭なんです中国の力ヤバくないですか??

このビジネスモデルは強いのか?

さて、このビジネスモデルが強いのかどうかという話ですが、正直微妙です。

というか、ちょっと難しいです。

というのも、2020年9月の四半期報告によると、ライチの月間アクティブユーザー(MAU)は5620万人に達していますが、そのうち課金ユーザーは44万8300人と全体の1%未満です。

つまり、ユーザーの99%以上が、投げ銭が発生しないユーザーばかりという事です。

広告が収益にならないなか、売上を作れないユーザーが圧倒的大多数を占めているわけです。

無料コンテンツが氾濫する中国において、有料コンテンツやサブスクリプションにお金を使わせるのは容易なことではありません。

サブスクリプションモデルの方が収益が安定するので強いのは当然なんですが、こと中国においてそういったビジネスの展開が難しいのと、そもそも一般ユーザーが主体となるUGCモデルの為、サブは極めて難しいんですね。

とはいえ、一定の課金ユーザーを獲得し、インフルエンサーも増加していけば同社の収益も拡大します。

中国において、こういったモデルはむしろ成功といえるかもしれませんね。

株価推移

冒頭紹介した通り、株価はクラブハウスの流行を契機に急騰しています。

一時16ドルを付け、その後もみ合いを続け現在は10ドル前後を推移しています。

ただし、今回の株価上昇は、あくまでクラブハウスが普及したことによる思惑買いです。

クラブハウスにより音声SNS需要が拡大するのであれば期待できますが、これを機にライチのユーザーが爆増する、というのはあんまり想像できないですが、、、

まとめ

とはいえ、ライチは年率20%ペースで伸びていますし、中国の音声ビジネスは潜在的な可能性が極めて大きいです。

音声はテキストと動画に並ぶ、人間の基本的な感覚に訴えるメディアです。

今後大きな可能性があることは間違いないでしょう。

クラブハウスがきっかけになるのか、ティヤが化けるのか、あるいは今後現れる別のサービスが着火点になるのか、、、

どうなるかは全く読めませんが、時価総額も4.5億ドルと非常に小型で、話題性も大きいので、短期の値上がりを狙う分には十分期待できそうな銘柄ですね。

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