「ソフトバンク」「KDDI」「NTT」どれを買うべきか

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日本株

3社の比較

高配当銘柄の代表格として有名な通信大手3社「ソフトバンク」「KDDI」「NTT」ですが、今回はこの3つの中でどれを買うべきかという話をしていきます。

結論を言うと、個人的にはNTTを買うべきと考えます。

(但し、どれも文句のつけようの無い超優良企業なので、長期で無難に配当を期待して投資するなら、という意味です)

まず、3社のデータの比較になります。

高配当銘柄ということで、最も大事な「配当利回り」ですが、これは表のとおり「ソフトバンク」が1番高いです。

しかし、配当利回りだけで銘柄を選ぶのだけは絶対にやってはいけません。

ソフトバンクの利回りは確かに魅力的ですが、ちょっと高すぎるかな?って感じです。

では続いて、その他の重要なデータについても比較していきます。

まず「営業利益率」。結局その会社が本業でどれだけ稼いでいるかを表す指標です

「営業利益率」だけ見るとKDDIが1番優れています。利益率が高いって言うのは、株を買う上で比較するのに非常に参考になる指標です。

同業他社と比較して高い数値であれば、その会社は非常に他社より強いといえます。

次に「ROE」。「ROE」は企業の稼ぐ力を表す指標です

ソフトバンクは「43.3%」と最も高いです。

ただ、ここで注意すべきなのが、「ROE」というのは、あくまで自己の資本どれだけ稼いでいるかを表す指標であるということです。

つまり、「ROE」がめちゃくちゃ高いということは、その企業の稼ぐ力がめちゃくちゃ強いか、あるいは自己資本が極端に低い(借金が多い)かのどちらかということになります。

1万円投資して10%利益が出たら、元手(自己資本)に対しての利益は10%の1,000円ですが、1万円の元手と一万円の借金を使って計2万円投資して10%利益が出た場合は、元手(自己資本)に対しての利益は20%の2,000円になる、という話です。

実際、表を見るとわかる通り、「ソフトバンク」の自己資本比率が他社と比較して極端に低い事がわかると思います。(借金を使ってうまく経営している、とも言えますが)

したがって、今回の場合「ROE」をもって企業の稼ぐ力が強いのか弱いのかを判断することはできません。

ここで次に見るのが「ROA」です。これは、「ROE」と異なり、負債も含めた企業の総資本に対して、どれくらい稼ぐ事ができているかを表す指標です。

これを見ると、「KDDI」が6.47%と1番高いことが分かります。

ここから、「ROE」が高かった「ソフトバンク」は、極端に稼ぐ力が強いというわけではなく、負債をガンガン活用して積極的に稼ぎに行っていたのだという事がわかります。

ここまでの話から、お金を稼ぐ力という意味では「KDDI」が最も高いです。

次に「自己資本比率」です。

高配当銘柄への投資を検討する場合は必ずこの指標を見てください。

企業の総資本に対し、自己の資本(借金以外の部分)がどれだけあるかを示す指標です。

極端にこの数値が低いと、万が一事業がうまくいかなくなった場合に倒産するリスクが高いといえます。

そして「自己資本比率」は、高配当企業であれば40%以上あれば安心といわれています。

最後に「配当性向」ですが、これも高配当銘柄を見る上では結構大事な指標です。

これは、企業が稼いだ利益のうち、どれぐらいの割合を配当として株主に還元しているかという指標です。

ソフトバンクは稼いだお金の83.5%もの割合を株主に還元しているということですね。

この数値が高いということは、株主への還元が厚い、とも言えますが、あまりに高すぎる場合、これ以上配当を増やす余地がないため、本業での稼ぎが薄くなった場合に減配する(将来的に配当が減る)リスクも大きく含んでいるということになります。

これら総合的に見ると、「KDDI」が圧倒的に優秀である事が分かると思います。

ただ、冒頭お伝えした通り、私は「NTT」を買うべきと考えています。

それでも「NTT」を推す理由

上記のデータは、あくまで「NTT」単体のデータです。皆さんご存知の通り「NTT」と「NTTドコモ」は合併することとなりました。

実は、「NTTドコモ」ってめちゃくちゃ利益率が高くて、とてつもなく優秀な企業なんですね。これと「NTT」とくっつくということは、現状の「NTT」単体の数字よりもかなり好転するもの、と考えているのです。

もともと配当利回りやその他指標についても「KDDI」と遜色ない程の数値をたたき出しておりましたから、「NTTドコモ」との合併後の期待という意味も込めて、「NTT」がやはり熱いと考えるのです。

実際、チャートを見てみると、「NTT」が他社をアウトパフォームしていることが分かります。菅首相が携帯電話の料金値下げにうるさい中、「NTT(ドコモ)」が携帯の新料金プランahamoを打ち出し、これが好感されているんですね。

「ソフトバンク」も同様に値下げに踏み切りましたが、これから「KDDI」も同様に値下げに踏み切るでしょう。

そうなってくると消耗戦になりますから、単純にお金を持っている企業、すなわち「NTT」が強いのかなって思うのです。

「ソフトバンク」「KDDI」はダメなのか

ただ、冒頭お伝えしたように、「ソフトバンク」、「KDDI」ももちろん超優良銘柄です。

「配当利回り3.5%程度では物足りないなあ、、、」と感じている人は、「ソフトバンク」に投資しちゃっていいと思います。

ソフトバンクは他2社と異なり、売り上げに占める通信キャリア事業は3分の1程度しかありませんから、これから加速する通信キャリアの値下げ合戦への耐性という意味では最も強いです。

そういう意味では、決してソフトバンクも投資対象としては悪くない、むしろアツイ銘柄の一つです。

また、ソフトバンクは配当性向8割以上をキープすると公表しておりますから、ソフトバンクが稼ぎ続ける限り、稼いだ利益の8割を享受し続けられるわけです。

結論、「3社の中でどれがオススメか」という答えについては、長い目で見た安定性、財務基盤の固さという意味で「NTT」、配当が物足りない人は「ソフトバンク」ですかね。

コメント

  1. […] […]

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