持ち株会(自社株買い)はやめた方がいい・・・?

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投資情報

今回は、上場企業に勤める社員の方向けのテーマになります。

持ち株会(自社株買い)とは?

上場企業に勤めている人は、「持ち株会」あるいは「自社株買い」と呼ばれる、福利厚生の一環となるサービスがあります。

これは、例えば日本を代表するトヨタ自動車に勤める社員であれば、月3万円を給料から天引きされて、トヨタ自動車の株式をコツコツ買うという、社員向けの財形貯蓄制度の一つです。

大抵の場合、この持株会で株式を購入する場合、会社から補助として10%程度拠出されることが多いです。

つまり、先ほどのトヨタの社員の例を挙げると、月々3万円の引き落としでトヨタの株を積み立てる際、毎月トヨタ自動車から10%である3000円分が補助として拠出され、合計33000円積立ができるのです。

会社から毎月10%の補助がもらえて、しかも株式投資ができるなんてすばらしいサービスですよね。

そして、上場企業に晴れて入社した新入社員は通常、会社から(先輩社員から)

「絶対にやった方がいいからやっておけ!」

と教わるので、多くの方は持ち株会に躊躇なく参加します。

ただ、この持株会については、安易に良いものだと盲信しすぎる実は危ないのです。

ここのところの解説をしていきます。

持ち株会がはらむリスク

では、持株会がはらむリスクとは何なのでしょうか。

  • 自社』全力BETの危うさ

それは、自分が勤める会社に万が一のことがあった場合に顕在化する、「収入」「住居(社宅)」「資産」「その他生活すべて」を一挙に失ってしまうことになるリスクです。

もう上場会社に勤めた時点で、収入や居住、将来的な退職金等、自分の生活のほぼすべてをその会社に「BET」しているのです。

それでいながら、その会社で朝から晩まで働いたお金でコツコツ自社の株式を買っていたら、会社に万が一に事があった場合、収入だけでなく蓄え続けていた資産までもがパーになってしまうのです。

これが何よりもリスクが高い、という話です。

ただ、この話を聞くと、「上場企業なんだし早々倒産することはないんじゃない?」と思う人も多いと思います。

確かに、倒産まで傾くことは少ないと思います。(まさか!?という企業の倒産は過去何度もありましたから何とも言えませんが。。。)

しかし、倒産までとは言わなくとも、業績が悪化することはよくあります。

そして、多くの場合、ボーナスは『業績連動』です。

要は、会社がもうかればボーナスも増え、業績が悪化した場合はボーナスも当然減るのです。

また、業績が悪化するということは、十中八九『株価』も下がります。

つまり、倒産とは言わなくとも、業績が悪化しただけでボーナスは減り、資産も減るというダブルパンチを食らうことになるのです。

これのリスクも高いのです。

逆に言うと、「業績が上がったときはボーナスも増え、資産も増えてウハウハになるじゃん。」と思うかもしれませんが、これは後から見た結果論で、考え方としてこの視点は持っておくべきです。

まとめ

以上の話を踏まえ、私の意見は『持株会は利用すべき、ただしあくまでほんの一部の資金で』というものです。

持株会は、10%程度の補助金が付くわけですから、単純にメリットは非常に大きいです。

また、皆さんはそもそも衰退すると考える企業になど入社しないはずですから、入社した段階でその会社の成長を信じているはずです。

その意味で、持株会に加入しないという行為は、その会社に入社した行為と矛盾すると思うんです。

但し、リスクは上記のとおりですから、全力で持株会にBETするのは危険です。

従って、例えば手取り20~30万円であれば、多くとも1万円程度がいいと思います。

10%の補助金が付くことをいいことに毎月10万円利用する人もいるようですが、そのリスクはすでに述べたとおりです。

持株会に全力BETをして億万長者になった例も多数ありますが、これも結果論でしかありません。

その会社が未来永劫業績を伸ばし続けるのであれば持ち株はやらない手はありませんが、未来のことなど誰にも読めません。

トヨタ自動車が倒産するなど日本のだれも予想していないでしょうが、倒産しないとも限らないのです。

ぜひ考え方としてこの視点を持っていただき、自分の自社に対する見通しとリスク管理を天秤にかけて加入を検討してみてください(^-^)

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