今の株式相場は「バブル」なのか?

SNSフォローボタン
kaburibaをフォローする
投資情報

バフェット指数から見る今の株式相場

上記グラフは「バフェット指数」と呼ばれる指数の推移です。バフェット指数は以下の式によって算出されます。

  • バフェット指数(%)=株式の時価総額➗名目GDP✖️100(%)

一般にこの数字が100%を上回れば株価は割高、下回れば割安と解釈されます。

投資の神様ウォーレン・バフェット氏が株価の割高割安を判断する際に好んで使用することから指数の呼称がついたとのことです。

上記のグラフはバフェット指数の推移とドットコムバブル、リーマンショック、チャイナショックとの関係を示しています。

また、バフェット指数を国別で見てみると、昨今の強気相場の中でアメリカは180%超、日本も120%超(2021年1月現在)と高い数値で推移してきています。

株価と実体経済の乖離

バフェット指数の上昇から見られるような、株価と実体経済の乖離を「バブル」と呼びます。

実体経済に対して上がりすぎた株式相場に働く調整が「バブル崩壊」です。

なぜ実体経済と株式相場に乖離が起きるのでしょうか。

例えば株式市場を離れて、「恋愛市場」を考えてみて下さい。同じことがよく発生しています。

あなたの周りに「モテる人」は数人いるでしょう。

その人のモテる理由、多くの異性が惹き付けられる理由はなんでしょうか。

いろいろな要素が考えられます。

  • ルックス
  • コミュニケーション能力
  • 経済的な能力(年収、資産)

面白いのは、上記の要素以上により分かりやすい、モテるために重要な要素があることです。

それが、

  • モテている

という要素です。

どれだけ他の要素が揃っていても「現状全く異性からモテていない」人は、モテません。

それは、何か他の突出した要素があったとしても、必要な要素が足りていない=(Ex,ルックスはいいがコミュニケーション能力が決定的に足りない、コミュニケーション能力は高いが経済力が決定的に無い、等)可能性が懸念されることが理由の一つです。

何か必要な要素が決定的に足りていないためにモテていない異性を選ぶ行為は、将来その要素が解決するという予想の元の行為であり、先行投資、将来人気が急上昇するテンバガー銘柄を選ぶことです。

モテているということは、多くの人に受け入れられていることの証明であり、少なくとも必要な要素の多くが最低限以上を満たしていることを示しています。

また、モテている人の心を射止めることは、人の承認欲求や独占欲といった心理的な欲求を満たすのです。

するとどのような現象が起きるでしょうか。

  • モテる人はその事実によってモテるようになり、指数関数的にモテ度が上昇

することとなります。

あなたはクラスのマドンナ、社内のアイドルを、あなたから見れば下らない「遊び人、ヤンキー」に奪われてしまった経験はありませんか?

「僕の方が頭がいいのに!」

「あいつは他の色んな女の子とも遊んでいるのに!」

と、情けなくも部屋で一人悲しんだことがあるでしょう。

理由は簡単です。

恋愛市場においてあなたより「遊び人、ヤンキー」の方が評価額が高かっただけです。

遊び人たちは「モテる」ことでよりモテていき、経験を積み、最終的に「自分の実体価値より価値のある異性」と付き合います。

あなたの住んでいる街で「なんであんな美女と普通の人が・・・」というカップルを見かけますよね。

あれこそが、バブルなのだ。

過去のバブル

過去には様々なバブルがありました。

上記のバフェット指数のグラフに名前があるドットコムバブルもその一つです。

ドットコムバブルは1990年代から2000年代初期にかけて、インターネット関連事業への過剰な投資によって発生しました。

会社の実体や財務に関わらず、社名に「.com」とついてさえいれば株式が買われて高騰する異常な状況であったことからその名がついています。

日本でバブルというと一般に、1980年代後半〜1990年代初頭のバブル景気のことを指しています。

このバブルは、「土地と株への過剰投資」によって発生しました。

その背景には、以下2つの大きな原因が挙げられます。

  • プラザ合意に基づく円高
  • 日銀の金利引き下げ

日本は戦後の高度成長期を経て、一時GDP世界2位まで上り詰めました。

日本人の「細やかな技術力」「勤勉性に基づく生産性」といった国民性にも後押しされ、現在の日本のトップ産業でもある自動車産業を始めとして国際的価値を持つ産業が発達し、海外への輸出事業で大幅な貿易黒字を実現しました。

これにより逆に輸入超過、貿易赤字となったアメリカは、「プラザ合意」により円高ドル安へ為替を調整します。

1ドル240円程度だった相場がプラザ合意で1ドル140円程度の円高水準になりました。

すると日本は企業の製品が海外で売れなくなり、輸出が弱まり、低成長期に突入します。

低成長期への金融政策として、日銀による金利引き下げが行われました。

市中銀行から企業への貸出金利を引き下げることにより活発な経済活動を促そうとしたのです。

しかし既に低成長期に入っていた日本の企業は、新事業への設備投資や事業拡大に向けた積極的な資金ニーズが弱く、金が余る状態となります。

金融緩和によって余った金が土地や株への投資に回されたのです。

土地や株への投資が加熱したことで、価格は上昇し続けました。

買えば上がるという状態です。

また、市中銀行も金利引き下げによる利ざやの低下、収益減少への懸念から、法人個人問わず不動産投資に対する融資を積極的に押し進め、貸出金のボリューム増強に打って出ました。

そして、バブルは崩壊へ向かいます。

加熱しすぎた市場への調整、対策として、日銀による金利引き上げ、BIS規制、不動産融資総量規制によって、銀行の「貸し渋り、貸し剥がし」が発生しました。

「皆が買いたがるから価格が上がる、価格が上がるから皆が買いたがる」というサイクルが崩壊したのです。

過大に膨れ上がった企業の保有不動産は価値が落ちる一方のため売りに出しても買い手がつかず、そのため銀行への返済ができず倒産する企業が急増しました。

これがバブル崩壊です。

今の相場

今の相場も株価と実体経済の乖離という点では過去のバブルに共通する点があります。

コロナウイルスの影響で実体経済には確実に傷がついている一方で、各国で行われる金融政策、補助金やアメリカでの金利引き下げ、大幅な金融緩和といったコロナ対策により金が余り、投資に流れ、株価を上昇させている背景があります。

もちろん、今後、実体経済自体の成長が株価の上昇に追いついていくシナリオもあり得ます。

ですがバブルとは、膨れ上がれば膨れ上がるほど、バブルが弾けた時に経済に与える影響が大きいですから、今後この強気相場が長く続けば続くほど、崩壊のシナリオも頭に入れておかなければならないと思います。

今回紹介したバフェット指数や、会社ごとのPER、PBRといった指数に注目し、実体と比べて株価が割高なのか、割安なのかを判断する視点を持つべきです。

恋愛市場においても同じです。

実体の価値以上にモテている人は、一度市場の参加者に「モテているけど、実際大した人物ではない」と気付かれてしまえばバブルは崩壊します。

又の名を「モテ期」終焉と言います。

彼はその時、自分がバブルに浮かれていた間に、確実に知性や経済力を付けてきた周囲に遅れを取っていること、追い着くのには相応の時間を要することに気付くでしょう。

それを思うにつけ、私は皆さんが株式市場、恋愛市場両方において、相場に左右されすぎない、実体価値のある資産を見つけ、着実に積み上げていって頂くことを切に願います。

株式市場でも恋愛市場でも、ドルコスト平均法による確実な積み上げを図る集団、カブリバどっとこむがお届けしました。

Today is youngest day in my LIFE. (kaburiba.com Inc)

コメント

タイトルとURLをコピーしました