AOKIホールディングスはスーツ会社ではない。

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日本株

企業概要

銘柄:AOKIホールディングス(8214)

株価:529円

時価総額:497億円

売上高:1,802億円

スーツの会社ではない?

AOKIホールディングスは、比較的低価格帯のスーツを販売する会社で、特に就活や新入社員時代に購入された方は多いと思います。

業界内の地位は青山商事に次ぐ2位です。

昨今、以下の要因によりスーツ業界は全体的にダメージを受けています。

  • クールビズ・オフィスカジュアルの普及
  • テレワークの普及

これらの要因によりスーツの需要自体が落ち込み、業界全体としてスーツの売り上げ減少に苦しんでいます

スーツ販売に苦戦する中で、AOKIホールディングスは成長を続ける事業を持っています。

それがネットカフェ「快活CLUB」事業です。

2020年6月末時点でスーツ販売店は639店と前年同月比22店減少したのに対し、快活CLUBの他、カラオケ店コートダジュール、フィットネスクラブを含めたエンターテイメント業の店舗は前年同月比114店舗増加の629店。

021年3月期にはエンターテイメント業店舗がスーツ販売店の数を上回る見込です。

快活CLUBは448店舗と、2位の時遊空間の160店舗を大きく引き離して業界トップとなっております。

AOKIホールディングスは今後もこの方針は継続するものと見られ、業態の変化が進んでいきます。

ーツ業界1位の青山商事は、「コロナ収束後は必ず(スーツの)需要が回復する」と見ており、2020年7月からスーツ販売店の出店を再開していることから、業界内1位と2位の方針が大きく違った面白い展開となっており、今後明暗がはっきりすると思います。

快活CLUBが世に進出しやすい主な理由が2つあります。

  • テレワーク下で仕事場としての需要
  • スーツ販売店の建物を快活CLUBにできる(不動産が確保されている)

AOKIホールディングスの今後の予想

AOKIホールディングスには以下のマイナス要因が考えられます。

  • スーツ事業不調、快活CLUB初期投資踏まえた決算内容、財務余力
  • 快活CLUBの利益率はスーツ事業より低い

今後もスーツの需要低下が進んでいけば、業態変化を進めている中とはいえ売り上げ減少は免れません。

また、同時に快活CLUBの新規出店等の設備投資に多額のお金を費やすことを想定すると決算内容や財務の悪化はあり得ます。

また、ネットカフェ事業の利益率は5%程度であり、スーツ事業の利益率の10%程度に劣るため、同じ利益水準を確保するためには店舗の更なる拡大が必要となります。

最初に掲載した株価のグラフを確認すると、コロナ下で株価が半分程度まで下落しています。

過去5年平均利益に対するPERは7.5倍で、かなりの割安感があります。

今回述べた快活CLUB事業が順調に成長してくるようであれば、その成長に伴って株価の大きな上昇も見込める力を秘めているのではないかと思います。

足元はまだまだ課題が残されていますので、紆余曲折を織り込んだ目線で長期的に見ると面白い会社の一つです。

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