日経平均株価は30,000円を突破するか?

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投資情報

ドルベースで見る日経平均株価

日経平均株価は上昇を続けており、大台の30,000円を突破するのか?という見方が出てきています。

以下のグラフは、円建て日経平均株価とドル建て日経平均株価の推移比較です。

2021年1月13日の東京株式市場で米ドルに換算した日経平均株価が過去最高値を更新し、終値は274.46ドルをつけました。

従来の最高値は1989年12月27日に付けた273.07ドルで、この記録を約31年ぶりに塗り替えました。

私は日経平均株価が30,000円を突破するか?という問いに対し、ドル建て日経平均株価の推移を見るべきだと考えています。

日経平均株価に関係する売買代金の約70%は海外投資家が占めています。

海外投資家は売買をドルベースで行うため日経平均株価をドル建てで見ています。

ドル建て日経平均株価は、昨今の金融緩和による株高と、対ドル円の円高に押し上げられて1989年の年末につけた最高値を既に超えています。

1989年と言えば、日本はバブル景気の中ですから、今の日経平均株価の水準は、その動きの多くを占める海外投資家から見てバブル景気の日経平均株価を既に超えているのです。

また、同様の理由から30,000円を境界線にして上がりきらないというのも考え辛いと思います。

そもそも日経平均株価というのは日経225とも呼ばれ、225銘柄から成る指数ですが、上位15銘柄によって値動きの50%程度が占められています。

  • 1位:ファーストリテイリング
  • 2位:ソフトバンクグループ
  • 3位:東京エレクトロン

海外投資家が日経平均株価の上昇の恩恵を受けようとすれば、この上位銘柄の株を買う動きが強まります。

日経平均株価の動きの11.7%を占めるファーストリテイリング(9983)の株価チャートですが、現在コロナ前の最高値を遥かに超えて上昇を続けています。

業況が好調なのはもちろんですが、PERは56倍とかなり割高感が出てきています。

TOPIX(東証株価指数)と日経平均株価の値動きの違い

TOPIXの推移を見てみましょう。

日経平均株価の高騰に対して、上がり幅が小さく緩やかであることが言えると思います。

TOPIXは東証一部上場銘柄全てを構成銘柄としており、組入比率上位は以下の通りです。

  • 1位:トヨタ自動車
  • 2位:三菱UFJフィナンシャルグループ
  • 3位:ソフトバンクグループ

トヨタ自動車(7203)

トヨタ自動車もコロナ前の水準に戻ってきましたが、その水準を超えて株価が上昇し続けるということは起きていません。

従って、現在の市場は、(時価総額の上昇を伴って)日本経済全体が上昇しているというよりは、日経平均(日経225)バブルが起きていると考えるべきです。

音楽が鳴っている間は踊り続けなければならない

結論、私は日経平均株価は30,000円を突破することは十分に考えられ、むしろそうなる可能性の方が高いと思っています。

ですが、日経平均株価の上昇は日本全体の景気動向を表しているというよりも、上昇を続ける日経225という指数自体に海外投資家の買いが集まってきていると考えるべきだと思います。

2007年、シティグループのCEOの発言にこんな言葉があります。

「音楽が鳴っている間は踊り続けなければならない」

株価や指数が上昇し続ける限りは、利益を取ろうと思ったらその上昇トレンドに乗らざるを得ない、ということを表しています。

日経平均株価が上昇し続ける限り、その上昇の恩恵に預かろうとして、さらに高い値段でも買う人が現れるだろうという見立てのもと買われ続け、価格はまた上昇し続けていきます。

ですが、この発言のあと、リーマンショックが起こり、景気が反転して金融危機が世界中に波及していったのと同様、現在の日経平均バブルとも言える状況は何か予想し得ない事態が起こる事によって大きく変換する可能性も十分にあります。

「音楽がなっている間でも、ゆっくり座って、周りを見渡す」事も今後は大切になってくるのかも知れません。

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