これからは『水素』だ。

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投資情報

現在「再生可能エネルギー」に大量の投資資金が流入していることは皆さんご存じでしょう。

そんな「再生可能エネルギー」の中で、「水素」は燃やしてもCO2が発生しない為、究極のクリーンエネルギーとして注目されています。(そして、私も投資をしています(^-^))

今や、日本を含め、世界中で水素は国家戦略に位置付けられています。

日本でも、先日トヨタが水素戦略(水素自動車MIRAI)について発表していましたね!(詳しくはニュースを見てください。)

TOYOTA NEWS #109|3分で読み解く トヨタの水素戦略 なぜトヨタはMIRAIをフルモデルチェンジしたのか|トヨタイムズ (toyotatimes.jp)

今回はそんな『水素』について、注目される理由と抱える課題、それから今後の成長といった部分をまとめました。

水素の強み

水素が究極のクリーンエネルギーと呼ばれる理由は、ざっくり4っつほどあります。

①CO2を排出しない

化石燃料と違い、水素は燃やしてもCO2が出ない為、カーボンニュートラル(地球温暖化の原因となるCO2排出量をゼロにする政策)の「切り札」になっています。

②貯蔵・輸送ができる

製造された水素は、液化や圧縮といった方法で貯蔵ができます。

そのため、電池に代わるエネルギー貯蔵手段としても注目されています。

  • 液化水素・・・-253℃に冷やすことで貯蔵・輸送が可能
  • 圧縮水素・・・15~20MPaで圧縮可能。シリンダーなどで保管し、車や船で輸送可能
  • アンモニア・・・分子式はNH3。水素を多く含んでいるため、貯蔵手段として注目

③多種多様な用途に使える

水素の使い道は多岐にわたります。

  • 発電・・・水素を燃やしてタービンを回し電気を作る
  • 家庭用燃料電池・・・水素と酸素の反応で電気を起こす
  • 燃料電池車(FCV)・・・水素を動力源として走る車
  • 製鉄・・・鉄の強度を上げる工程で石炭の代わりに水素を

④宇宙で最も多く存在する(あらゆるものから水素を作り出せる)

水素は、宇宙の元素の中で最も多く存在する原子です。実に71%が水素なのです。

産業の廃棄物・副産物などからも水素が抽出できたりするわけです。

水素が抱える4つの課題

①再生可能エネルギーでの発電がマスト

『水素』は基本的に『水素』だけの形では存在しておらず、水・化石燃料・エタノール等として存在しています。

つまり、『水素』として活用するためには、化合物から『水素』だけを取り出す必要があるのです。

方法は様々ですが、いずれも電気や熱などで処理をして『水素』を作る必要があるのです。

CO2を排出しない『水素』ですが、そもそも水素を「作る」ための電気の発電等でCO2が大量発生してしまっては全く意味がないのです。

その為、水素はその作られ方によって色分けされています

  • グリーン水素・・・CO2を出さない再生可能エネルギー由来の電気を使って作った水素。水素精製のCO2発生量は「0」。
  • グレー水素・・・天然ガスなどの化石燃料を使って作った水素。水素精製に大量のCO2発生を伴う。
  • ブルー水素・・・グレー水素精製の過程で発生したCO2を集めて貯蔵し、排出を減らしたもの。

簡単に言うと、このグリーン水素を大量に確保する必要があるのです

そのため、『水素』は「再生可能エネルギー」を使用して発電された電力が無ければそもそも意味がないんですね。

②輸送コスト

水素はその性質上、輸送コストが現状天然ガスの7倍かかるとされています。

水素の圧縮コスト、液化水素にするための冷却コスト等ですが、ココは技術革新により解決されていきそうですね。

③発電コスト

水素はほかの燃料よりも炎の温度が高いため、既存の発電タービンを使用できないことから、発電コストが割高になっています。

④発火性が高い劇物

水素は非常に発火しやすいため、社会に浸透すればするほど管理には気を使う必要がありそうです。(原発のようなイメージですかね。)

世界各国の水素戦略

どこよりも水素への巨大プロジェクトに乗り出しているのがヨーロッパです。

ヨーロッパでは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けグリーン水素を活用していくことは必要不可欠とし、日本の国家予算の半分以上の58兆円を「水素」に投資するのです。

  • グリーン水素精製のための太陽光・風力発電  2200~3400億ユーロ
  • 水電解装置 240~420億ユーロ
  • サプライチェーン構築 650億ユーロ
  • 水素ステーション設置 8.5~10億ユーロ

他にも、中国ではすでに世界の約3割の水素生産量(2000万トン以上)を持っており、現状は化石燃料由来の水素が大半であるが、今後グリーン水素の大量生産に乗り出すとみられています。

日本でも水素を主要燃料にすることが発表されていましたね。

日経新聞より引用

ちなみに、水素関連の日本企業の取り組みはこのようにまとめられておりました。

日経新聞より引用

その他JR東日本なんかも、水素で動く鉄道の開発を進めていたりします。

水素関連銘柄

では、水素関連銘柄を紹介します。

日本企業では上記のとおり、

  • 岩谷産業(8088)・・・水素生産国内シェアトップ
  • 三菱重工(7011)・・・より運搬しやすいアンモニアという形でのエネルギー活用技術開発

が代表格ですかね。

それより、私は外国株式をおススメします!

2社紹介しますね。

  • NEL ASA・・・ノルウェーの企業で、水素製造機械、水素ステーションでの各種機器、水素貯蔵タンク等水素産業世界トップシェア企業。(ちなみに私が保有している銘柄です(^-^))
  • ITM Power Plc・・・水素精製装置、貯蔵タンク、サプライチェーン構築大手(トヨタ等日系企業と多く提携を行っている)

各国の水素戦略発表を皮切りに、大幅に株価が上昇していますね!

まとめ

テスラのイーロンマスクなんかは、水素精製に電力を要することから、「Fuel Cells=Fool Sells」(水素燃料電池は馬鹿な売り物だ!)といっていたりしています。

事実このような意見持つ人は一定数いますが、再生可能エネルギーでの電力開発が今後爆発的に普及することは必須であり、そうなると『水素』(グリーン水素)を使用する未来もすぐそこに来ていると思うのです。

『国策に売りなし』という格言がありますが、日本のみならず世界各国が大量の投資マネーを水素産業にぶち込むわけですから、ポートフォリオの中に『水素』銘柄は持っておいてもいいかもしれませんね!

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