アメリカでにわかに急増している『卵子凍結』とは。

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外国株

『卵子凍結』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

私自身聞いたことが無かったのですが、たまたまニュースで目にしたので調べてみました。

日本ではあまり耳にしませんが、どうやらアメリカでは利用者が急増しているようなんです。

そして、調べてみるとまだまだ市場が発展途上であり、成長余地が大きいことも分かったので記事にしてみました。

卵子凍結とは・・・?

『卵子凍結』とは、簡単に言うと、女性が将来の妊娠に備えて、若いうちに質のいい卵子を凍結保存しておくという方法です。

若い年齢で採取した卵子の方が妊娠する可能性が高いため、若いうちの卵子をマイナス196度の液体窒素で凍結するんですね。

卵子、精子、受精卵(胚)も同じ方法で凍結しますが、凍結した細胞は採取した時の質を維持して半永久的に保存することができるのです。

例えば、女性が35歳で凍結した卵子の質は、女性が45歳になっても35歳の質をキープできるということなのです。

そして、出産したいと思った時に、35歳の質をキープしたままで卵子を融解し、精子と体外受精させます。

一般的に、女性が妊娠しづらくなるのは、閉経の10年くらい前からといわれており、早い人で45歳で閉経する人もいますので、45歳で閉経する人は35歳で妊娠しづらくなるということになります。

まだまだ35歳なんて、社会の中では若いというイメージじゃないですか??

個人的には結構びっくりしてしまいました・・・

人生100年時代で、技術が進歩して健康寿命が延びても、卵子の寿命は伸びないんですね。

今や女性がバリバリに働く時代ですから、出産が女性のキャリア形成の弊害となることも往々にしてあります。

そういった背景もあり、若いうちに卵子を凍結しておきたいというニーズが高まっているんですね。

実際、アメリカでは以下の通り卵子凍結利用者が急増しているんです。

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ブルームバーグが「卵子の凍結をしてキャリアを自由に選ぼう(Freeze your eggs, Free your career)」という特集を組んだことが話題を呼び、健康な女性が将来のために行う卵子凍結の流れが加速してきたのです。

卵巣の病気を患っている人だけでなく、パートナーがいても収入が低くて共働きが必要なケースや、夫の長期の海外赴任などで凍結したいという人も多いようです。

そして、卵子凍結について、34歳くらいまでであれば、20個くらい採卵しておけば、90%の割合で子供が1人生まれるのではないかというデータもあるようです。

仕事が順調にいっていて、出産は今じゃないかな・・・っていう人も少なくないので、90%の割合で子供が1人生まれるなら、子どもを育てたい人にとってはアリなのではないでしょうか。

海外での流れ

とはいえ、卵子凍結にはそれなりの費用が掛かります。

国や病院によっても異なるようですが、一回に60万円~100万円程の費用が掛かるようです。

これだけ高額なのにもかかわらず、利用が急増している背景には、企業のサポートがあります。

この一度に100万円以上もする卵子凍結の費用を、会社が福利厚生の一環で負担する流れが来ているのです。

シリコンバレーでは2014年のフェイスブックの表明を皮切りに、アップル、グーグルといった企業が続々と導入を決めています。

キャリアと家族計画を実現したい女性社員の選択肢を増やすのが狙いで、とりわけ女性の離職率が高いIT業界が、積極的に支援をしているんですね。

今では、卵子凍結を補助する企業はIT企業にとどまらず、他業種にも広がっているようです。

卵子凍結や体外受精といった「妊活・不妊治療」の福利厚生はテスラやUber、Airbnb等でも導入されているんです。

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企業には、人材獲得と多様性の観点から優秀な女性社員に長く働いてほしいという思いがあるので、こういった福利厚生を導入するインセンティブがあるようです。

利用する従業員も、卵子の老化という人間の宿命を止めるタイムマシンとして活用することもできますし、winwinですね。

銘柄紹介『PGNY:プロジニー』

前置きが長くなりましたが、こういった妊活・不妊治療サービスを企業に提供しているのがPGNY:プロジニーです。

  • 銘柄:PGNY(プロジニー)
  • 株価:44.30ドル
  • 時価総額:38億ドル
  • 事業概要:事業者に対し、従業員の不妊治療給付管理を行う。不妊治療において専門家と患者との橋渡しをするほか、体外受精や卵子凍結保存など、企業で働く多忙な女性のスケジュールに合わせた処置や効果的な治療ができるようアドバイスやソリューションを提供する。

以下業績推移ですが、伸びが凄まじいですね。

そして『Google』や『Microsoft』を始めとした名だたる企業が導入しています。

株価推移

直近1年間で、株価は2倍以上になっていますね。

一度50ドルを突破してから、現在45ドル近辺を推移しています。

私の考えとまとめ

『卵子凍結』にフォーカスして記事を書きましたが、プロジニー(PGNY)は『体外受精』、『代理出産』等のサービスも提供しています。

『卵子凍結』については、現状利用には高額の費用が掛かり、福利厚生サービスとして導入している大手企業勤務の女性か、比較的金銭的に余裕のある人しか使用できないでしょうから、今すぐに利用が急増する、という事はまずないと思います。

しかし、こういったテクノロジーは技術の進歩とともにコストは逓減していきます。

また、福利厚生として米国のように導入する企業も増えていってもおかしくないと思います。

日本は不妊治療大国であり、生まれてくる子供の20人に1人が治療による出生だといわれていますから、現状賛否両論あり、まだまだ浸透しておりませんが、将来的には選択肢の一つとして当たり前になっていく気がしますね。

晩産化が進む先進国においては、細胞老化を停止出来るこの技術が、卵子の老化に対するいわば保険として選択肢のひとつと考える人も増えているので、今後の成長に期待ですね。

私自身投資対象として検討中です(^-^)

コメント

  1. みのたけ より:

    仕方ないことですが費用が結構高いんですね、補助とか出るようになれば使う人増えそうですね☺️

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