金が今アツイ理由。

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投資情報

コロナウイルスが拡大している中、今『金』価格は上昇局面を迎えていて、一時1オンス2000ドルという高値を更新しました。

ではなぜ今、『金』価格が上昇しているのでしょうか。

それは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世界経済が停滞してしまったことを受けて、各国が大規模な金融緩和政策を実施しているからです。

金融緩和政策というのは、簡単に言うと、個人や企業等、ありとあらゆる経済主体にお金をばら撒くことで、経済を立て直す政策です。

日本でも国民1人当たり10万円の給付金が支給されましたし、米国でも同様の給付金政策が実施されています。

こういった大規模な財政政策を世界各国が行っている為、法定通貨の総量が急増していますから、法定通貨の価値が漸減し、相対的に希少性の高い『金』の価格が上昇しているんです。

『金』というのは、地球で埋蔵量が限られていますから、法定通貨のように無尽蔵に発行することができないので、資産価値を保全するという意味で『金』の需要は大きいんです。

金が上昇している要因はこれに尽きるのですが、今後金へ投資するにあたって知っておくべき他の要素についても解説します。

現在世界各国が行っているお金をばら撒く政策(金融緩和政策)は、大きく2つあります。

①政策金利の引き下げ

金融緩和政策の一つ目『政策金利の引き下げ』とは、その名の通り金利を引き下げることで、企業がお金を借りやすい状況をつくることです。

日本の金利はアベノミクス以降長らくゼロ金利が続いていますが、新型コロナウイルス対策として、アメリカも政策金利の引き下げをしており、同じくゼロ金利政策が実施されております。

そして、『金利』と『金価格』は逆相関の関係にあります。

というのも、金融政策は通常、景気良い時には金融引き締め(金利の引き上げ)を、景気が悪い時には金融緩和(金利の引き下げ)を行います。

通常好景気の際は、物価が上昇する傾向にありますが、この物価上昇率がいきすぎないよう、金利を引き上げ、企業がお金を借りにくくすることで景気の過熱感を抑えるのです。

反対に、不景気の際は、物価は下落する傾向にありますから、金利を引き下げ誰もがお金を借りやすい状況を作ることで、企業が設備投資を活発に行いやすいようにし、景気を上向かせるのです。

そして『金価格』は、法定通貨の価値が下落する際に上昇する傾向にあります。

現在行われている金利引き下げは、経済を活発化させ、物価上昇率を緩やかに押し上げていくことを目的として行っています。

物価の上昇は通貨価値の漸減を意味しますから金利引き下げを行っている現在は『金』の追い風の要因と言えるのです。

②国債の買い上げによる資金供給

量的緩和政策のもう一つの方法が、国債を発行し、それを中央銀行が買い取ることで資金を供給するというものです。

政府が発行した国債を、中央銀行が買い取ることでお金を生み出すのです。

この、『国債を買う』というオペレーションは、国債の利回りを低下させることにつながります。

そして、「国債の利回り」と、「金価格」は逆相関の関係にあります。

これは、金は保有していても利息を産んでくれないことから、金利が上昇する局面では「金」を持っているよりも金利を生む「国債」を持っていたほうがいいので、「国債」が買われるとき、「金」は売られやすいのです。

そして現在、大規模な財政政策で国債が大量に買われていますから、米10年国債利回りも下落しています。

そして、新型コロナウイルスの第3波が米国で猛威を奮っている中、米国は追加の経済対策に迫られています。

しかし、米国はすでにゼロ金利政策を導入しており、これ以上金利を下げる余地がありませんから、残る手段は国債の買い入れしか無いのです。

したがって、新型コロナウイルスの第3波の収束が見られない限り、追加の経済対策に向けた国債の買い入れが実施されることが予想されますから、それは米国国債利回りの低下を意味し、『金価格』を押し上げる要因となると言えるのです。

以上の理由から、今後も金価格が上昇していく公算は大きく、ポートフォリオの一部に金を組み入れることが重要だといえるのです。

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