携帯値下げで減配!? ソフトバンク(9434)の投資はアリか。

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投資情報

菅首相が就任したことにより、携帯電話料金の値下げが行われました。これにより、携帯電話各社への影響が懸念されています。

とりわけ配当性向の高い『ソフトバンク』なんかは、

「減配間違いなし!」

なんて言われたりしています。

ただ、私としては、ソフトバンクについては携帯料金値下げの影響は比較的軽微であり、ソフトバンクへの投資はアリだと考えています。

ここのところの私の考えをまとめます。

銘柄概要

まずは簡単にソフトバンクの概要です。

配当利回り6%と、高配当銘柄として知られているソフトバンク(9434)ですが、業績は右肩上がりで拡大を続けており、昨年売上高・利益ともに過去最高となりました。

そして2021年2月4日に決算を迎えましたが、しっかり増収増益でした。(ちなみに携帯料金値下げの影響はここには含まれていません)

事業内容と成長戦略

ソフトバンクの事業は、以下の4つの事業で展開されています。

  • 法人事業
  • 流通事業
  • Yahoo!事業
  • コンシューマー事業

セグメント別の売上高を見たらわかる通り、コンシューマー事業を柱に、その上に他3事業が展開されています。

Yahoo!事業はeコマースの伸びにより大きく成長、法人向けサービスもテレワーク需要増加に伴い大きく伸びています。

基本的にソフトバンクは、上記のとおり『コンシューマー事業』等の通信事業を事業の柱としていますが、その他『LINE』や『paypay』等を皮切りとした『非通信』事業を成長ドライバーとしています。

『paypay』は、登録ユーザー数も決済回数も爆伸びしています。

携帯料金値下げの影響は?

携帯電話各社が値下げに踏み切っており、この影響が何かと注目されています。

携帯電話各社において、携帯料金の値下げはそのまま利益が減少することを意味します。

当然、値下げは看過できるものではありません。

ただし、結論ソフトバンクについては、値下げの影響は『軽微』だと考えます。

ここで注目したいのが、ソフトバンクの事業全体に占める『モバイル通信』事業の比率です。

ソフトバンクといえば、携帯電話の『モバイル通信』事業をが中心かと思われがちですが、実はソフトバンクの売上高に占める『モバイル通信』事業の比率はわずか27%程度なんです。

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コンシューマー事業は、『物販』『サービス』『通信料』と三本の収益から成り立っており、『モバイル通信料』は年間1兆円程度の売上ですから、売上高5兆円の同社に占めるモバイル通信料の比率は27%程度なんですね。

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そして、モバイル通信料が占める比率は、2017年は38%、2019年は29%と、年々減ってきているんですね。

収益源の多様化が進んでいるのです。(以下は2019年のデータ)

もはやモバイル通信料に頼る事業構造ではなくなっていること、またモバイル通信以外の事業の成長が著しいことから、今回の携帯電話料金の値下げの影響はあるものの、その影響は『軽微』だと考えるのです。

ソフトバンクの配当はどうなるか

ソフトバンクの配当利回りは現状『6.06%』と、かなり高い水準にあります。

一株当たりの配当金は86円で、株価が1420円ですから、100株(142000円)で、年8600円の配当がもらえることとなります。

そしてソフトバンクの配当方針は、上場当時から変わっておらず、配当性向『85%』とされています。

つまり、ソフトバンクが稼ぎ続ける限り、ソフトバンクの利益の85%が配当として支払われ続けるのです。

以下ソフトバンクが公表する『配当方針』です。

確かに携帯料金値下げにより、ソフトバンクの利益が一部減少することは間違いないでしょう。多少減配が起こりうる可能性も十分あると思います。

ただ、前述した通り、もはやソフトバンクはモバイル通信事業に頼る事業構造ではないですから、一時的にモバイル事業の売り上げが減少したとして、長期的な成長シナリオは変わらないと思います。

つまり、配当の原資となる利益は、モバイル通信事業以外の事業により拡大が続くと思われます。

また、仮に減配したとしても、それでも配当水準は引き続き高い水準であると思います。

配当が半分になったとしても配当利回り「3%」です。

同業他社のKDDIが配当利回りが「3.6%」、NTTが「3.8%」であることを考えると、配当が半分になっても他社と遜色ない配当利回りです。

配当性向85%としているソフトバンクの配当が半減するという事は、少々雑ですがソフトバンクの利益が半減しない限り起こりえないですので、ソフトバンクの配当水準は引き続き高水準が維持されると思うのです。

ソフトバンクの強み

私が考えるソフトバンクの強みを解説します。

KDDIやNTTにないソフトバンクの何よりの強みは、グループに『LINE』を傘下に抱えていること、これに尽きると思います。

ソフトバンクの成長戦略である領域には、以下のように非常に幅広い分野がありますが、これらの事業とコミュニケーションSNSである『LINE』の親和性は非常に高いです。

(中国の先行事例「wechat」を見ればそれがよくわかります。)

特に、コミュニケーションSNSと金融の分野は親和性が最も高いです。

LINEと決済手段paypayですでに圧倒的なシェアを握っているソフトバンクは、他領域へ進出する際の圧倒的なアドバンテージとなるのです。

何が言いたいのかというと、ソフトバンクの新たな事業領域と5Gの普及により、今後LINEはありとあらゆるサービスを包括的に使用できるスーパーアプリへと進化する可能性を秘めているのです。

KDDIやNTTは、通信事業者という意味では非常に優秀な会社ですが、成長性という意味でいうと、『LINE』を抱え様々な事業への展開を進めているソフトバンクの方が圧倒的に強いと思うのです。

株価推移

最後に株価推移を見ておきましょう。

直近のソフトバンクの株価推移は以下のとおりです。

値下げへの懸念から一時株価が急落したものの、直近株価は大幅に回復しています。

上場時の1500円の超えも見えてきそうですね!

コロナでの業績悪化懸念等から、当初減配の懸念が強く売られすぎていた高配当株銘柄を中心に、買い戻しも行われているようですね。

まとめ

以上ソフトバンクについてまとめましたが、結論ソフトバンクへの投資は『アリ』だと考えています。

理由としては、ソフトバンクは今後も事業の成長(利益の成長)が十分に見込めること、目先多少の減配が起こりうるとしても、それでも高い配当水準は維持されると考えるからです。

私個人としては、ソフトバンクは引き続きモバイル通信事業以外の領域で成長していくと考えていますから、配当性向85%が維持されるのであれば、配当はむしろ増加していくとさえ考えています。

それぐらい強気のスタンスです。

ちなみに私はソフトバンク株式について毎月3万円程積立投資を行っています(^-^)

少しでも読んでくれた皆さんの参考になれば幸いです。

また、NTT、KDDIとの比較記事も以前書いています。(数字の分析中心です)

気になる方は見てみてください!

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